2012年04月01日 (日) | 編集 |
天国の、ほんの少し手前に、『虹の橋』と呼ばれる場所があります。
この地上にいるだれかと仲良くしていた動物は、死ぬとその『虹の橋』へ行くのです。
そこには、草地や丘がひろがっていて、動物たちはみんな一緒に、走り回って遊んでいます。
たっぷりの食べ物と水、そして日の光に恵まれて、みんな暖かく、幸せに過ごしています。
病気だった子も、年をとっていた子も、みんな元気を取り戻し傷ついたり、体が不自由だった子も、もとの元気な体を取り戻すのです。
まるで過ぎた日の夢のように・・・・・・。
みんな幸せに暮らしているけれど、ひとつだけ不満があります。
それぞれにとって特別なだれか、あとに残してきただれかがここにいないこと・・・・・・
それが寂しいのです。
動物たちはみんな一緒に遊んでいます。
でも、ある日、そのうちの一匹が足を止めて、遠くを見つめます。
その瞳はきらきらと輝き、体はたまりかねたように小刻みに震えはじめるのです。
突然、その子はみんなから離れて、緑の草の上を走りはじめます。
あなたを見つけたのです。
やっと出会えた二人は、抱き合って再会を喜びあいます。
そして、もう二度と離れることはありません。
幸せのキスがあなたの顔に降りそそぎ、あなたの両手は愛する友をやさしく愛撫します。
そして、あなたは信頼にあふれたその瞳をもう一度のぞき込むのです。
あなたの人生から長いあいだ失われていたけれど、その心からは一日たりとも消えたことのなかった瞳を。
それから、あなたたちは一緒に『虹の橋』を渡っていくのです。
(作者不詳)
『老犬との暮らし方がよくわかる本』 実業之日本社 監修/遠藤薫 162ページより抜粋
2012年03月13日 (火) | 編集 |
犬の一生は、長くて15~20年。
犬の一日は、人間でいう1ヶ月以上に相当するんだって。
それくらい長くて大切な一日。
10分遊んだだけでも最高に楽しくて、
20分散歩しただけでも最高に幸せで。
私たち人間が機嫌が悪かったり、イライラしていて、
ワンコに当たってしまっても、ワンコは何も分かっていなくて
自分が嫌われたんだ、ってただ悲しくて、
飼い主に好かれたい・・・って一生懸命愛想をふりまいて、
ボールを持ってきてみたり、飛びついてみたり・・・
でもイライラしている飼い主は、それに余計にイラついて、
ワンコを無視したり、する。
ワンコは、困った顔をして、悲しむ。
それでも飼い主に好かれたくて、一生懸命になる。
ワンコは、絶対に裏切らない。
どんなに無視をされても、迷惑がられても、
それでも飼い主が大好き。
そんなワンコの気持ちを、考えてあげたいなって思う。
ワンコは飼い主が大好きで、
飼い主のためなら何でもできて、
死ぬまで飼い主のそばで甘えていたい。
飼い主の言葉を理解しようと一生懸命になって、
飼い主のそばを離れたくなくて吠える。
すべては、飼い主のため。
飼い主の決めたトイレでちゃんとできなくて怒られたり、
家を守ろうとして吠えて怒られたり、
ワンコにしてみたら分からないことだらけで、
でも、でも、ワンコは飼い主がだ~いすき。
それを忘れないようにしなきゃね。
ワンコは飼い主が宇宙で一番大好き。
飼い主にもそうであってほしいと、きっとワンコは思ってる。
ワンコは飼い主に愛されたくて、一生懸命。
ワンコの一生は、飼い主に捧げられている。
作 すずき まや
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